IN BRIEF
順位決定戦の意味をひとことで
最終順位を決めるために行う試合。
順位決定戦の詳しい解説
順位決定戦の役割
順位決定戦は、特定の順位を決めるために行う試合です。準決勝の敗者同士で3位と4位を決める3位決定戦のほか、5位・7位などを決める試合があります。決勝トーナメントへ進めなかった参加者同士で、順位別の対戦を組むこともできます。
優勝者を決めるだけのトーナメントでは、敗退した回戦が同じ参加者の順番まで分からないことがあります。その順位を試合で決めたい場合に、別の対戦を追加します。
8チーム大会で3位決定戦を行う例
8チームの通常の勝ち抜きでは、準々決勝4試合、準決勝2試合、決勝1試合で計7試合です。準決勝で敗れた2チームを3位決定戦へ進めると、計8試合になります。
3位決定戦の勝者を3位、敗者を4位とするなら、その扱いを大会要項へ記載します。決勝へ進む勝者同士の接続と、3位決定戦へ進む敗者同士の接続を取り違えないようにしてください。
5位以下まで決める場合
準々決勝で敗れた4チームについて、5〜8位をすべて試合で決める設計例は次のとおりです。
- 4チームで2試合を行う。
- その勝者同士で5位決定戦を行い、5位・6位を決める。
- その敗者同士で7位決定戦を行い、7位・8位を決める。
この部分だけで4試合が追加されます。優勝決定の7試合と3位決定戦1試合を合わせれば、大会全体で12試合です。この例では全チームが3試合を行います。欠場・中止などがなく、すべての順位決定戦を実施する条件での計算です。
リーグ後に行う順位決定戦
例えばA組・B組の2つのリーグ戦の後で、各組の1位同士、2位同士、3位同士を対戦させる方法があります。1位同士で優勝・準優勝、2位同士で3位・4位を決める、といった設計です。
一方、A組1位対B組2位、B組1位対A組2位で準決勝を行う方式では、予選2位にも優勝の可能性があります。どちらも似た対戦表に見えますが、参加者の到達できる順位が違います。組み合わせの作成前に、狙いをはっきりさせます。
順位決定戦を行わない大会もある
3位決定戦はすべての大会で必須ではありません。大会規定によって、準決勝敗者を同順位とするなどの扱いがあります。JFAが公表する第104回全国高校サッカー選手権の大会情報でも、第3位決定戦を行わないことが記載されています。JFA・第104回大会情報
行わない場合に、敗れた試合の得点差だけで勝手に3位・4位を付けてはいけません。違う相手との試合結果で順位を比較するなら、その方法自体が事前の規定に必要です。
大会運営で決めておくこと
- 何位まで決める必要があるか。表彰、次大会への出場権、シード決定との関係。
- どの試合の敗者、どの組の何位が参加するか。
- 同点時に引き分けを認めるか、勝者を必ず決めるか。
- 予選や準決勝からの休息時間を確保できるか。
- 使用コート、審判、表彰式、終了予定への影響。
予定表には「準決勝第1試合の敗者対第2試合の敗者」など、参加者が確定する前でも条件が分かる表記を用います。
よくある疑問
順位決定戦とプレーオフは同じですか?
重なる場合もありますが、同義とは限りません。プレーオフは優勝、出場権、昇降格などを決める追加の対戦を指すことがあり、3位決定戦だけを表す言葉ではありません。
交流戦も順位に反映しますか?
その試合を順位決定戦として位置付けた規定がなければ、自動的には反映しません。参加機会を増やすための交流戦と、公式順位を確定する試合を明確に分けます。
ルールや記録方法は競技・大会によって異なる場合があります。実際の運営では、該当する大会の規定をご確認ください。