IN BRIEF
コンソレーションの意味をひとことで
主なトーナメントで敗れた参加者に、別の試合機会や順位・出場権を争う機会を設けること。
コンソレーションの詳しい解説
コンソレーションとは何か
コンソレーションは、本戦などで敗れた参加者を対象に、別の対戦機会を設ける仕組みです。コンソレと略されることもあります。初戦敗退者が別のトーナメントを行う場合などがあり、1試合で大会を終えずに経験を積む機会を作れます。
参加対象や目的は大会によって異なります。交流を目的とする場合だけでなく、下位順位や別大会への出場枠を争う場合もあります。コンソレーションという名称だけで、非公式な練習試合だと判断しないことが大切です。結果が何に使われるかを要項で確認しましょう。
本戦へ戻る敗者復活とは限らない
コンソレーションで勝っても、通常の本戦の優勝争いへ戻れるとは限りません。本戦とは別の優勝者や順位を決める方式もあります。一方、敗者復活戦には本戦や代表決定の経路へ戻る仕組みもあるため、名称が似ていても進出先を確認する必要があります。
ダブルエリミネーションも、一度敗れた参加者が別の経路で勝ち進める方式ですが、2敗による敗退を基本とする大会全体の構造です。初戦敗退者に追加の1試合だけを用意するコンソレーションとは、必要な試合数や優勝への経路が異なります。
8人大会で設ける例
8人が初戦免除なく参加するトーナメントでは、1回戦で4人が敗れます。その4人による別のトーナメントを設けると、準決勝に相当する2試合と決勝1試合、計3試合が追加されます。本戦の7試合と合わせると、大会全体は10試合です。
この構成では、1回戦敗退者にも少なくとももう1試合の予定ができます。ただし、欠場や棄権があれば実施できるとは限らず、2回戦以降に本戦で敗れた参加者は、このコンソレーションの対象ではありません。「敗者全員が参加できる」と案内しないよう注意します。
初戦免除者の扱いを決める
初戦免除のある大会で「初戦敗退者を対象」とする場合、その人が最初に実際に行った試合を指すのか、表の1回戦だけを指すのかで人数が変わります。2回戦から参加した選手も対象にすると、コンソレーションの参加者が後から確定することがあります。
申込段階で人数を固定できない場合は、最大の対象人数を見込んで会場と時間を確保します。本戦の終了を待つ必要があるため、空いたコートへ順に入れるだけでは進行できない場合もあります。対象ラウンドと合流する時点を対戦表に示すと分かりやすくなります。
試合条件と参加意思を確認する
本戦と同じ試合時間やセット数で行う場合もあれば、時間の都合で短縮方式を使う場合もあります。参加者には、採用する方式、審判の担当、集合時刻、追加費用の有無などを案内します。任意参加なら、参加意思を確認する期限も必要です。
本戦敗退後に帰宅した人を含めて組み合わせを作ると、不戦勝が続き、残った参加者の試合機会を確保できなくなる可能性があります。敗退直後の案内や受付を用意し、体調などで参加できない場合の辞退手順も明確にしておきましょう。
順位や出場権に関わる場合
コンソレーションの結果で順位や次大会の出場権を決めるなら、通常の本戦と同じように順位基準や同点時の決着方法が必要です。別表で実施していても、結果を省略したり、非公式記録として扱ったりしてよいとは限りません。
実際の例として、関東学生テニス連盟の大会案内には、インカレの出場枠を決めるコンソレーションが掲載されています。大会によって目的が異なるため、名称だけではなく、その試合の結果が何につながるかを確認します。
関連用語から大会全体を設計する
参加機会の確保は最低試合数、本戦以外の対戦は交流戦、再び勝ち上がる仕組みは敗者復活戦を参照してください。ダブルエリミネーションとの違いも整理できます。
本戦の試合数だけでなく、コンソレーションの参加対象、必要な試合数、進行の待ち時間を含めて計画すると、敗退した参加者にも分かりやすい大会運営になります。
ルールや記録方法は競技・大会によって異なる場合があります。実際の運営では、該当する大会の規定をご確認ください。